2016年04月22日

『夢の劇 −ドリーム・プレイ−』@KAAT

160422夢の劇.jpg2016.4.22(金)19:30開演
一般:¥8,500(生協¥8,100)

白井晃、長塚圭史のお二人が出演している!
ものすごくココロが揺れたけど、両氏の脚本・演出ということは「暗くて重くて芸術的で難解」なのだろう。しかもアタシの苦手な翻訳物だし、チケットも安くない。──という訳で、スルーする方向で考えていた。
なのに生協のカタログに割引チケットが載っていたのを発見、抽選の申し込みをついぽちってしまったのだ。しかしポチッてから「割引きでもやっぱ高い! 当たりませんように」などと思う不届きもののアタシ。もちろん、そういう時ほど当選するものなのよねえ。そして当選してから、プレビュー公演の方が生協の割引よりもっと安いことを後から知り、がっくり項垂れるのであった(^^;

KAATのホールは三谷さんやナイロンの公演などを数回観たことがあるけれど、本当に大きいのでステージがめっちゃ遠いイメージがあって。けど今回は「ホール内特設ステージ」と券面に書いてあったので、どんなことになってるのかと思ったら・・・
一階前方の座席をとっぱらって舞台を広げ、客席はコの字型で三方に設置。幕などはなく、場内に入った瞬間に芝居の世界に入り込んだような感覚。おー、かわいいセット! 舞台と客席の床がほぼ同じ高さだからかな。
高い天井からいろいろなものが吊り下げられていて、舞台の奥にはいろいろな楽器がおいてあった。私の大好きなコントラバスも! 音楽は贅沢にも生演奏だった。

アタシの席はL。下手(しもて)側だったので↓こんな見え方。

正面の赤い椅子が本来の座席で、LとRの席は仮設っぽいのがわかる。

ちなみに正面からは↓こんな感じらしい。

美術がとても素敵なので、白井演出・長塚脚本に対する苦手感をふと忘れ、ちょっぴりワクワク。


<STORY>

この人生は悪夢なのか? 万華鏡のように繰り広げられる夢の数々。
はたして夢から覚めた後に見る夢は?

神インドラの娘アグネスが、雲のてっぺんに立って、眼下の世界=地球を見ている。
そこは、月に照らされた陰気な世界。
父はアグネスに、地上へ降りて人々の不満や嘆きを見聞きしてこい、と娘を送り出す。

地上に降り立ったアグネスは、恋人を一途に待ち続ける士官、
来る日も来る日も劇場の入口に座り続ける楽屋番の女、
自分が扱った犯罪・悪行を反映し苦悶に満ちた弁護士など、
苦難に満ちた人間たちと出会い、人間の存在の痛みを経験しながら成長していく。

しかし、それらは現実なのか、夢なのか……

そして、ついにアグネスが天空へ戻る時が訪れる。それはまるで、人が“夢”から目覚める合図のようにも見えるのだ。
公式サイトより)


開演ベルもなく突然に白井さんの声が響き渡り、開演。
ハッと目をやると、正面席の後方から白井さんのご登場。舞台での生白井さん、久しぶりだああ♡ この独特なザラリとした発音、ちょっぴりあまい滑舌(笑)がなつかしい。神・インドラ役だ。(真後ろの客ふたりが「あれが演出の方よ」などとコソコソ話しているのが気になったが、しばらくして静かになったのでホッ)
神の娘・アグネスが人間界に降り、静かに始まった芝居が俄かに動き出す。生演奏の音楽が流れ、幾何学的なつくりものが上下し、とりどりの衣装を着たダンサーたちがあらわれる。髪の長い男性は森山開次氏だろう。赤いチュチュのバレリーナや、うすものを纏ってアクロバティックなパフォーマンスをする女性たち。
まるでサーカスのようで、あまりの豪華さに思わず「わぁ…」と声が漏れてしまった。ポールダンスも素晴らしかったけど、初めて見る生エアリアル・シルク(しかもかなり高い位置での演技!)に目が釘付け。すごい!すごーい!

いやあいやあ、素敵だった〜〜
ストーリー自体は分かりやすいものではなかったけど(アタシに理解できたことは、公式サイトにあった「STORY」に書いてあることがすべてw)、満足感は高かったなあ。オープニングのシーンだけでもチケット代分堪能した感があったし。
白井さんはやはり、高尚でスタイリッシュで難解なのだ。でも、理解しようなんて思わずに、ただもう楽しんだ。それでいいや(^^
しかし100年前に書かれた戯曲なのに、物事の当事者でない第三者がやいのやいの言いだして収拾がつかなくなるくだりは、ネットの炎上を見ているようで、人間って100年経っても何にも変わってないんだなあとおもったり。

役者さんはみな魅力的。楽しみにしていた圭史くん(弁護士役)をたっぷり観られたし。
アグネスが下界に降りて、苦しむ弁護士を助けようと結婚するのだけど、家事もできずに家は荒れて夫婦関係も荒んでしまい、結句赤ん坊を置いて家を出てしまうというくだりには(神の娘って無責任! 自分の子に愛情は無いの? てか却って弁護士を不幸にしてるじゃん)と驚いたが…(^^;
アグネス役はアイドルだったのね。演技はちょっと単調でうまいとは言えなかったけど、しっかりしていて危なげなく、よく通るきれいな声で良かった。舞台映えするね。
他にも玉置玲央、田中圭、山崎一、くぼかん(←)…
なかなか見ごたえのある役者さんばかり。玉置くんは体操選手みたいにバキバキのムキムキで吃驚したww

終演後はアフタートークがあり、アグネス役の早見あかり嬢と詩人役の田中圭くん、それに白井さんのお三方の話を聞くことができた。長塚圭史くんが出る回だったらもっと嬉しかったんだけどナ。
いろいろと興味深い話を聞けたはずなんだけど、メモを読み返しても断片的すぎて何のことだかさっぱりわからないw 考えてみたらもうひと月も前なんだもんね…中学生のときの記憶力はどこに行ったの…
脚本・演出・振付・音楽の全員が板に乗っているという稀有な作品だとか、田中くんが背中を傷めている話、玲央くんが真面目で普段の動きもキレッキレで、(白井さん曰く)逆に田中くんはどぅるっどぅるだとかww
あと「けいし(圭史):じゃあくなかんじ」←というメモ書きがあるんだけど、コレがどういう話だったか、まったく覚えてない。気になるよー。思い出せアタシ!

劇場を出たあとも、何日か経ってからも、ふっと思い出してしまう。
ネットをさまよって観た人の感想やら、役者さんやスタッフさんのつぶやきや日記を漁ったり。
ゲネプロの動画があったので貼っておきます。サーカスっぽいオープニングのシーンもちらっと見られますよ♡





posted by 深月 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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