2016年12月14日

『ワレワレのモロモロ 東京編』ハイバイ

161214ハイバイ.jpg2016.12.14(wed)19:00〜21:30
@アトリエヘリコプター
¥3,300 自由席

この日、アタシは初めて大崎駅に降りた。東京で生まれてほぼ東京(&近辺)で半世紀生活しているのに、山手線で降りたことのない駅があるなんて。でもって駅のすぐ近くに目黒川があって、川沿いの並木には「冬の桜」というピンク色のイルミネーションが設えられていて、大層美しかった。ネットのニュースで知っていたけど、見る機会などないと思っていたのに突如目の前に現れて吃驚した。おまけに昇ってきたばかりの大きな満月も見えて、なかなかにお得な気分であった。すごく寒かったけど。
初めて来たアトリエヘリコプターは超レトロな小さいビルで、もとは何かの会社の建物だったっぽい。入り口に東邦製作所と書いてあったし。
開演45分前でちょっと早く着きすぎたと思ったけど、席が指定でなかったので開場時間の直前に到着したのはナイスタイミングだった。

ハイバイは『夫婦』から観始めて3作目。『夫婦』は話題になって当日券がすごいことになり、アタシも確か1時間半くらい並んだのだ。公演期間の最後の方だったけど、多分入れなかった人もたくさんいたと思う。前売りは普通に買えたはずなんだよね。ちょっと迷ってたら売り切れちゃって。
『夫婦』を観たその時、ロビーで次回公演のチケットを買ったんだった。しかもそれも最後の一枚! あぶなかった。
そんなこんなで今回のチケットは前売りを早めに購入した。やはり売り止めになり、当日券は激しい争奪戦らしい。劇場に並ぶのでなく電話予約だそうだが、全然繋がらないらしいよーーー。

というわけで、観てまいりました。前置き長いねw
今回は短編8本のオムニバス。キャストさんたちそれぞれの実体験をもとにしたヒドイ話、ということらしい。多少の脚色はあるだろうけど・・・なかなかに凄かった。事実って小説よりナントカって言うけど、本当にそうなんだよね。。。
ヒドイ話を笑いに置換して昇華するってのはいいかもしれないね。

※この先ちょーネタバレなのでご注意!


「ほほえみのタイ」作:上田遥
タイ旅行のドタバタ。無計画な割に何事もなくスムーズだった旅行が、最後に帰りの飛行機に乗り遅れるというアクシデント。「NO!」と繰り返す空港スタッフさんが、なぜ急に「OK」になったのか、謎だけどよかったね〜というだけの結末。乗り遅れたのに無料で次の便に振り替えてくれるもの? 不思議だ。

「トンカチ」作:池田亮
いじめられっ子が学校だけでなく母にもいじめられていたという辛い話。夜はトンカチを思い浮かべると眠れるのだといって、くるくる回るトンカチを頭に装着していたのがシュール。父のエロビデオを発見してしまってから、母の矛先が父に向かったというのも切ない。

「いとこの結婚」作:平原テツ
いとこの結婚相手を荒川良々が強烈に演じていて笑った。小劇場役者の悲哀。けどあんな人と結婚していとこさんは大丈夫なんだろうか。前妻だった生保の受取人は変えてくれたんだろうか。平原さんはそんなに売れてない訳でもないと思うんだけど、一般的には・・・そうよね・・・

「深夜漫画喫茶」作:師岡広明
これが最怖! どこまで実話なのか。個室中にソーダを並べる女、延長料金を払えない人たち(工面の仕方も衝撃的)、怒って怒鳴るのがデフォルトの良々、先輩店員のあの死んだような目・・・。雑談のシーンで急に「キャラメルボックスって知ってますか」「僕のバンドの曲が使われたんです」という会話があってドッキリ。マチネで観てきたばっかりなんだけどww その後のやりとりが聞き取れなかったんだけど、激しく気になったわーーwwwww(しかも私の目の前の席にそこの役者さん座ってたんですけどw)

「おやじとノストラダムス」作:荒川良々
傍若無人なお父さん、理不尽なのに何だかちょっとかわいい。それは良々だから? コックリさんで遊ぶのは中学生まで、しかも女子だけでは?・・・と思ってたんだけど、そうでもないのか〜。

「山、ネズミ、かめ」作:岩井秀人
これ、本当に実体験? もらった亀はその後どうしたのかな、飼ったのかな。北はやはり怖い。

「『て』で起こった悲惨」作:永井若葉
キャストをランダムに換えて行う“めちゃめちゃ通し”という稽古で、喉を潰したというこれまた怖ろしい実話。岩井さんの悪意としか思えない恐ろしい責め方に戦慄した。こんな恐怖政治みたいな劇団なの?

「きよこさん」作:川面千晶
これまた強烈な話でかなりエグかったけど、でも切なかった・・・。アラフィフのホステスと80間近のおじいちゃんのカップル。想いあって結ばれても、一緒に居られる時間はほんのちょっと。涙とエロスと下ネタで心は千々に乱れたことよw


エッセイ的演劇とでもいうんだろうか。演劇じゃないという説もあるみたいだけど、でもまあ記事のカテゴリとしては「芝居」よね。そういやハイバイの芝居って、いつも岩井さんの自伝なんだった。今回、書き手が役者さん全員になったという訳か。
上演時間が2時間半と聞いてゲンナリしたんだけど、これはまあしょうがないわw 実際長いと感じなかったのでヨシとしませう。

で、タイトルにある「東京編」って・・・他のもあるのかな。地方公演とか? 謎だ。

161214冬の桜.jpg



posted by 深月 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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