2017年03月16日

リーディングドラマ『ぼくらが非情の大河をくだる時』

170316ぼく河.jpg2017.3.16 19:00〜
@本多劇場 ¥4,200

脚本:清水邦夫
演出:中屋敷法仁
出演:神永圭佑・古谷大和・永島敬三・橋里恩(Aチーム)


実は苦手な中屋敷演出。だけど永島敬三くんを見たくて行ってみた。
まずは公式サイトから、あらすじをドン。


<あらすじ>

舞台は都内の公衆便所。

そこは深夜、男が男を求めて集まる、なまめかしい無法地帯。

正体不明の詩人がどこからともなく現れ、便所の壁や柱を愛撫し始める。

「満開の桜の木の下には一ぱいの死体が埋っている。深夜の公衆便所の下にも一ぱいの死体が埋まっている…」

詩人はそんな妄想を信じて壁や柱を愛おしそうに愛撫する。

そこに詩人が入るために作られた、白木の棺桶を担いだ男が2人。

詩人の父と兄である。

奇行を繰り返す息子を追って、夜な夜な棺桶を担いで走り回ることに、心底疲れ果てた、父。

幻想の中にいる「強くたくましいおにいちゃん」でいるために、弟の混沌に寄り添い続けている、兄。

「にいさん、ぼくは気狂いじゃない。にいさん、ぼくを見捨てないで。にいさん……!」

詩人の叫びは、白昼夢のような真実を浮かび上がらせ、その幻想はやがて非情な現実となってゆく……

 - - - 

リーディングとはいえ、セットもあり衣装もあり(たぶん私服じゃないよね?)、台本を持って読んではいるけど倒れたり殴ったりの動きや出捌けもある。ストレートプレイとリーディングの中間みたいな感じ。

一応覚悟はしていたものの、他のキャストさんはまったく知らず、戯曲自体も苦手なアングラ系・・・
敬三くんはキレイどころ(?)たちの父親役・・・。彼もまだ二十代なんですけど〜〜。
もうなんか失敗した感でいっぱいのアタシ。頑張って楽しもうとしたけあまりうまくいかなかった。
ストーリーや意味などはほぼない不条理劇っぽいのはやっぱりダメだったわ。上演時間が短くて助かった。
70年代感も、なんとなく苦手かも。あの時代を描いた作品は舞台に限らず小説や映画もいろいろあるけど、やっぱり得意じゃない気がする。。70年代ってアタシもうとっくに生まれてるんだけど何故かしらん。

そういえば中屋敷さんてあの時代好きよね?
『飛龍伝』も見たんだったアタシ。アレはアレでまあ楽しめたと言えないこともなかった(←)
今回のは戯曲が古くて言葉が古くて、日本語なのに理解するのが困難だったなあ。叫んだりするシーンでは余計聞き取りにくいし、アタシの語彙不足も相俟って。セリフの意味を解析することを早々に放棄して観てたわ。
実際この芝居が脚本が書かれたのと同じ時代設定かはわからないけど、現代でこの言い回ししないよな〜とか、最近のお嬢さんたちはこの古めかしい言葉をご存知かしら?と、余計なことを考えてしまう。

ひとつ、気になるのは「きぐるい」という言葉が頻発されていたけど、「気狂い(きちがい)」をそう読ませたのは中屋敷さんかな? これはわざとなのか、中屋敷さんくらいの年齢だとそう読むのが普通とおもうのか。
一説で「きちがい」は放送禁止用語だから言い換えるというが、実際は「きぐるい」も放送禁止用語だから意味ないはず。(間違ってたらすみません)
1972年当時なら「きちがい」としか読まないんじゃないかな〜〜。

「あらすじ」を読んで、ゲイのハッテン場としての舞台設定かと思ってたけど、べつにそういう話ではなかった(^^;
そしてあの時代だったら、新宿の公衆便所に洋式便器はあんまりないだろうなと考えるアラフィフなのであった・・・。
ラストはキャスト4人が客席に背を向けて放尿するシーンで幕。・・・なのだが、幕がセットに引っかかってしまい、上下の両端の演者が手で外していた(^^;)シリアスに終わるはずが失笑のラストで、中屋敷さんも「ああー!」と拳を握りしめたことでしょう(想像)

終演後、アナウンスでアフタートークがあると知る。
そういえば中屋敷さんてアフタートークも好きなんだっけ。ラッキー♪と喜んだけど、永島くんの登壇はなし。詩人役とその兄役のおふたりと、中屋敷さんの3人トークであった。演出は苦手でも中屋敷さん本人は割と気に入っているのでまあいっか。相変わらず面白い人だった。
とにかく兄役くんが「脚本の意味が全くわからない」と連発していて笑った。そっかー、演者もわからんまま演ってたんかい。それをそのまま言っちゃう彼もなかなか良いわ(笑)
今回Wキャストで、もう一方のキャストだとどうなるのか興味はあるけど、内容的にもうちょっといいかな〜。


posted by 深月 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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